黒字化までの道のり
「事業を起こして黒字化するのに
どれくらいかかるのでしょうか。」
事業を起こすと言うことは
今まで数年、数十年の時間と労力をかけて得てきた
知識・経験・スキル・人脈・資金、
そして多大な時間の投資があります。
自分の命の時間を削って得てきた大切な財産ですから
その価値は数千万円から数億円にもなりますよね。
家族、両親
友人に大切な資金を借りて開業している方もいます。
銀行さんにご協力をいただきご融資をいただいたり
多くの方に関わっていただき
助けられながらビジネスは生まれていくのです。
私の尊敬する企業の社長も
初年度の売り上げは200万円。
自分への給料も払えず、
関わってもらったチームメンバーにも給料を払えず、
なんとかしてビジネスを立ち上げようと夜も眠れない日々を過ごしたと経験をお話してくださいます。
経営者としてのプレッシャーと戦い、
家族、チームメンバーに理解と協力を求め
実際に黒字化するまではたくさんのドラマがあります。
実際に私も介護福祉事業を経営していますが
黒字化までは6ヶ月かかりました。
黒字化したとしても投資回収はその先の先。
きちんとあなたが成長し続け会社組織を成長させ
多くのプレッシャーと意志決定をしながら経営を進めて
事業を経営し続けます。
予算を立てる際には
投資回収は3年以内に設定することをオススメします。
不動産投資などでは10年以上かかるケースも多いですね。
中小企業の黒字割合は約3割。
東京商工会議所で行ったアンケートによると
創業後1年目の企業の6割が赤字、
3年目以降の企業では黒字・収支トントンが7~8割という調査結果が出ています。
1年目で黒字化できれば優秀。
3年かかって黒字化、または収支トントンになれば
中小企業として良く戦っていると言う形になります。
起業すぐに黒字になるケースもありますが
そこには経営者の多大な努力と今までの経験、
資金等々のリソースが注がれていることは間違いありません。
私の場合、年間の自己投資は1000万円以上。
そこに10年以上1000社以上コンサルティングをしてきた業務経験と
自身で数千万円かけて経営してきた経営ノウハウが詰め込まれています。
経営者一人のビジネスであれば
自分で自分の責任は取ること。
組織や店舗事業、人を交えての起業
であれば、雇われて関わるチームメンバーは
ビジネスをなんとかして立ち上げることに覚悟のあるメンバーで編成しましょう。
マネジメントと言う言葉には
=なんとかしてやる!
と言う意味があります。
全てのメンバーに経営者意識を持ってもらいたいものですが
各々の思考パターンは異なり、強みも異なりますから
成長のステージによって、そういったことが理解できないかもしれません。
後から参入したメンバーは
出来上がった組織が"当り前化"してしまいます。
あなたが経営者としての在り方を磨き続けることはもちろん
仲間に関わってもらうビジネスであれば、
どのように創業に至り、どんな人にご支援をいただいているのか。
あなたがどんな自己投資をし
どんな経験をし、どんな財源を利用し起業に至ったか。
どんな思いで起業しているか。
どれくらいでの収益化を目指しているのをきちんと相互理解し
協力体制を築いていくことが重要です。
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