コミュニケーションについて
コンサルティングのクライアントからの質問です。
「意思疎通がうまく行きませんが
コミュニケーションは取れています
しかし、関係性はうまく行きません。
これってどう言うことでしょうか。」
さて、
コミュニケーションが取れている
って言うけど
その基準はなに?
って思ったことはありませんか?
私は
5W1H
を意識しようと
社員チームメンバーには伝えていますし
それができなければ大切なお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。
コミュニケーションは頻度や
量だけではないと言う話を過去にしたことがあります。
メッセージの頻度はたくさんしていました。
と言うことですが、
相手に伝えたいことが伝えられていなくて
意思疎通ができなかったりすることって多々あります。
だから、大切なのは
質。
そして、価値観が合うかどうか。
いくら同じ言語を使っていても伝わらなかったり
関係性が良く無くなってしまう事例もあります。
相手の方のマインドセットが整っていなかったり
受け取れるタイミングではなかったり
過去のトラウマによって解釈がねじ曲がっていたり、
こんなことも発生します。
ある人にとっては
「有難う」と言われることであっても
ある人にとっては
「迷惑」と捉えられてしまったり。
同じことをお伝えしても
成長しようと言う気概を持っている人にとってはやはり
「有難うございます」
とおっしゃっていただけますが
自尊心や自分を守りたいと言う欲求が高い方にとっては
「傷をえぐられているようです」
と言う解釈になってしまいます。
夫婦だって恋人だって
いつも一緒にいるのに
コミュニケーションが取れていないでしょ?
恋愛に例えたらみんなうなづきます。
だから、大切なのは
質。
そして
価値観。
決して量ではないのです。
ですから、日常の立ち振る舞いから
日々の発信や、あらゆる事象を注意深く見て
誰が何を発信しているのか。
どう言った価値観の持ち主が
その出来事をどのように感じ
どのように発信しているのか。
そう言った日々の積み重ねによって
「あの人の言っていることは共感できる」
「あの人の言っていることには一貫性がある」
「あの人はいつも言動が一致している」
こんな風に人の印象、ブランド、価値観のすり合わせ、
コミュニケーションができていくのですね。
ですから、
どんな人と一緒にいたいのか。
あなたの中で明確にして
誰がどんな発信をしているのかにアンテナを張ってみてください。
自分の長期的な人生において
必要な人がわかります。
コミュニケーションと言う言葉を抜きにして
「この人なんで自分のことをこんなにもわかってくれるのだろう」
と意思疎通ができるような関係ができたら
それが本当のコミュニケーションができている
と言うことになりそうです。
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