もらっている給料に対して社員はどのくらい稼ぐべきかを知る記事

マーケティングコンサルタント

石塚洋輔です。


月末になると、大切なチームメンバー

社員にお給料の支払いをしますね。


記事を読んでいる方の中には

会社からお給料をいただいている方もいると思います。


大切なパートナー、家族、子どもがいるメンバー。

両親を介護しているメンバー。

経営者はメンバー全員の生活を背負っています。


社長は会社の経営の全責任を負っており

日々会社の売上、利益、キャッシュがいくら残り

誰がどんな貢献をしてくれていているのか。


会社の方向性、全体像、

それに対するヒトモノカネ。


あらゆる事象に対応し

会社を経営しています。


社員から給与交渉を受けることや

条件交渉を受けることも。

その時にどういった知識を持っておいた方が良いか。


また、お給料をもらっている方は

会社がどのようにしてお給料を出しているのか

理解してみましょう。


きっともっとWIN WINの考え方が生まれるはずです。


考え方その1

社員の経験スキルによる


採用して、即、売上を立てて稼いで来てくれる経験豊かな社員には 

当然のごとく新卒採用よりも給与条件が良くなります。


新卒であれば、これから多くのことを学んでいかなくてはなりません。

一人前になるまでは全て会社がお給料を負担してくれています。


会社にとって戦力になれるようにスキルアップして行くべきですね。


社員のお給料は基本的に、

支払う給料の3倍稼いで来てもらう必要があると言われています。


その点を、社員には理解してもらうことが必要です。


毎月の給与が25万円だったら ×3倍で 75万円の稼ぎ。

給与30万円であれば ×3倍で 90万円の稼ぎが必要です。


その根拠を解説していきます。


採用費 人件費

採用にも採用費がかかります。


今の時代はWEB上での求人がほとんど。

人材紹介会社を通じて働く人と企業をつないでいます。


採用費の相場ですが、

おおよそ年間お支払い予定給与額の20%。


例えば月に25万のお給料だとしたら

×12ヶ月で年間の支払い予定額は300万円。


年間年間支払い予定給与 300万円×20%で

60万円が採用にかかる費用です。


さらに、社員が売上を立てるまでの期間のお給料は、

全て会社が負担しています。


会社は社員1人を採用するのに

採用費60万円+売上を立てられるようになるまでの期間のお給料が必要経費です。


100万円から200万円はプールしておきたいですね。


売上0でも社員にはお給料が支払われています。


お給料を受け取っている立場であれば
いち早く会社の戦力になり売上を立てて行きましょう。


教育研修費 


会社に所属して、一人前に仕事ができるようになるまでの期間はどれくらいでしょうか。


一年でしょうか、三年でしょうか。 


分からないことを先輩社員に聞いたり
社長に聞いたり。

研修に参加させてもらったり。


あなたのために時間を使う社長の時給は

とても高いです。

中小企業であれば社長がトップ営業マンの形がほとんど。

社員が社長の時間を使えば使うほど
会社の利益は下がって行きます。


社長は生産性の高い仕事をしています。

社長に話しかけるときはその点を意識しましょう。


社長の5分を奪うことが会社にとってどれだけの損失となるか。

私の時給は30万円と社員には教育しています。

会社に対するインパクトを計算すると、もっと高くなってしまいます。


先輩社員の人件費、

研修参加費も会社が負担しています。


事務所家賃 水道光熱費 通信費 システム費


快適なオフィスには家賃がかかっています。


その費用は社員が住んでいるマンションやアパートの比ではありません。


オフィスに行けば水道が使え、

電気が付いていて夏は涼しく冬は暖か。


電話が使用でき、インターネットが使用できます。


顧客管理システムでの社員間の情報共有。


あらゆるシステムが整っています。


その全ての費用は会社が負担しています。


そのおかげで社員は残業することなく

スムーズに日常業務に励むことができます。


交通費

電車やバスでの移動。

車やバイクでの移動に交通費が支給されます。

これも会社が負担しています。


保険費

万一の事故をした時の保険。

お客様のお部屋の家具を壊してしまった。

お客様のカラダに怪我をさせてしまった。


全て会社が負担。

会社がしっかり後ろで守ってくれているから

社員は安心して働くことができます。


社会保険

社員も支払っている社会保険。

社会保険は労使折半。

会社が負担してくれています。


粗利の考え方

社員の売上から、各種経費が引かれてその残りが粗利となります。

そう考えると、給料の3倍を売り上げて来ても

足りないくらい。


財務総合制作研究所の売上高人件費比率のデータによると売上と給与の割合は14%前後。


一人あたま

6、7倍の売上を稼いでくるという計算となります。


優秀な中小企業の社員は

一人あたま粗利で200万円を稼いでくると言われますから

給料30万円だとして、その数字はうなづくことができます。


給与の3倍稼いでくるのが常識と世の中では言われていますが

実際に会社を経営してみると収支トントンか赤字。


ですから、それ以下の社員は赤字社員ということになります。


当然会社としては次への採用や投資のために

資金を用意しなければなりませんから、

赤字社員が多数所属していればなかなか次への一歩も踏み出せません。


私が上場企業で営業職を勤めていた時は

月の粗利で300万円(売上で行くと800〜1000万円)を

会社に持って来ていました。それで手取り25万円ほどの給料。


そう考えると、業界相場もありますが

歩合給を上乗せ支給される弊社の社員たちは

とても幸せな給与体型だなと感じます。


会社を経営していれば

社員から給与交渉をしてこられるシーンもあるかと思います。


そんな時にはどうやって会社が成り立っているか

社員はそう言ったことに理解がありませんから

きちんと教育をして教えて上げましょう。


また、

会社に対してプラスの提案をして来ているか。

なんの根拠を持って昇給したいのか。


社員は無い物ねだりになっているケースがほとんど。


他に行ったら笑われてしまうようなことも

平気で発言して来てしまいます。


でもそれは社員のせいではありません。

見てきた環境がなかったから見えないのです。


経営者が直接言いづらいケースもあります。

労使関係であれば、無言の圧力も働きますから
素直に伝わらないケースもほとんど。

外部のコンサルタントから説明してもらったり
社会経験あるスタッフから間接的に説明してもらったり。

外部を見てきている経営者以外の人材から説明してもらうと説得力が増します。


経営者は、きちんと事業を回し社会貢献し

社員にお給料をたくさん払いたい

という思いの素晴らしい人がほとんど。


社員にはきっちり教育し

その上で正当に評価してあげて

相談に乗って上げましょう。


条件よりもビジョンで採用すべき


中小企業の創業期。

1年から3年までは社長がなんとかして経営することがほとんど。


細かな条件など関係なく

あなたのビジョンに共感した、

あなたと一緒にやりたいというメンバーと経営をすべきです。


条件で採用したメンバーは、

他にそれ以上の条件が出て来た時に簡単に移ります。


あなたに共感し、理解してくれるメンバーと一緒に

会社を経営して行けたら、

あなたのチームはどんどん伸びていける素晴らしいチームになります。


もし、社員チームメンバーが給与交渉を考えているなら

日常からしっかりと社会の常識を伝えて教えてあげましょう。


そもそも会社を始める時点で

今までのたくさんの経験、人脈を会社のために注ぎ

社員を雇えるまでに事業を成長させてきました。


後から参加したメンバーは

その価値を理解していないケースがあります。


金額にしたら数億、数千万の投資をして

得てきた知識、経験、スキル、人脈、お金。


その全てを会社に参加してくれるメンバーに注ぎ

日々を戦っているのです。


所属しているメンバーであれば

本来は社長にコンサルティング料を払って自己成長する形。

自分のもらっている金額の三倍以上の利益を出し、一人前になるまでは会社にとってはマイナス。


お金を払ってでもその環境で学べることに感謝すべきです。


その上で会社にとってプラスの動き、プラスの提案

素晴らしい成果をあげるメンバーがいるならば

しっかり評価してあげましょう。



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