聴いてあげることの効果

マーケティングコンサルタント

石塚洋輔です。

コーチ・コンサルタントをしているクライアントからの質問です。

「面談中、一方的にずーっと話をするクライアントがいます。

自分は聞いているだけであまりアドバイスをしている気がしません。

お役に立てているのかどうかが不安になります。

石塚さんはどのように考えていますか？」

聴いてあげるのはもちろん大事！

もちろんそれはそれで教えて差し上げましょう。

コーチ・コンサルタントの仕事上

傾聴スキルが重要とずっとお伝えしまいますので

クライアントの話を聴くことはとても重要です。

あなたにも経験があると思いますが

聞いてもらえることで安心感を得たり

聞いてもらったことで思考が整理されたり

聞いてもらったことで迷いなく行動に移せるようになったり。

たくさんの効果がありますよね！

また、

誰に話すか

も、とっても大切なこと。

わかってくれる人。

信頼している人。

自分が得たい結果を先に得ている人にしか人は相談したくないですし

本音も出ないもの。

だから、その場を提供して差し上げることで

あなたは十分に価値を提供しています。

聴いてあげるだけで価値を提供できている理由

アイオワ州立大学の心理学者ブラッド・ブッシュマンの調査を参考にお話をします。

話す頻度が高い人ほど目標達成するための行動ができる

目標に対して話す頻度が高い人ほど

その目標を自分で覚えていて、目標達成をするための行動をしている

という統計が出ています。

週に1回以上目標について話す人の９２%は、

目標を覚えていて、達成するために行動をしています。

半年に1回程度目標について話す人は、

目標を覚えていて、達成するために行動をしている人は４９%。

１年に１回程度と答えた人では２９％。

ですから、目標達成には、

自分の目標をたくさんの頻度で人に話すことが大変重要であるということが言えます。

注意しなければならないのは、不平不満をいう人ほど

その点にフォーカスが行ってしまうこと。

不満を口にする人は

ますます不満を口にする。

こんな人は、不満となるものにフォーカスが行ってしまっているということがあります。

しかもその頻度が高ければ高いほどずっとそこに意識を向けてしまいます。

ちょっとしたことまで不満の対象になってしまいます。

反対に、希望に満ちた話をしている人は

希望に満ちたことにフォーカスが行っています。

自分の現実や身の回りに起きた出来事。

今後の行動をこのようにして行きたい。

自分が得たい成果を一足先に得ている先生。

コーチ・コンサルタントのあなたに、

クライアントはキラキラした目でお話をすることがありますよね！

ですから、クライアントの状態を的確に察知し

適切なタイミングで適切な質問をするスキルが重要です。

クライアントに何を話させるかは、

コーチ・コンサルタントのスキルです。

そしてクライアントが前向きな話をし、

その頻度が高ければ高いほど

その人は目標達成に向けた行動をするようになります。

誰に聞いてもらうかも大事なこと。

自分の信頼する人、わかってもらえるだろう人にしか

人は本音を話さないもの。

聞いてもらう人に聞いてもらわないと

思っていることをお話できません。

よって、コーチ・コンサルタントであるあなたに聞いて欲しくて

クライアントは会いに来ているのです。

聞いてあげることで十分に価値を提供しています。

８割聴く、２割まとめる。

コーチ・コンサルタントは的確な質問を通して、

クライアントの思っていることを引き出して行きます。

先ほどのお話のように

クライアントは自分の発言したことにフォーカスが行きますから

クライアントの得たい未来に結びつくようにあなたは質問を投げてあげましょう。

そして、クライアントから聴いたお話を的確にまとめてあげて

ワンポイントアドバイスを差し上げることで

クライアントさんの行動は加速します。

定期的にお会いして、話を聴いてあげましょう。

今の現実は過去の思考→行動→結果

私がクライアントに教えること。

「自分の発言は自分の耳が一番側で聴いている。」

今の結果は過去の思考と行動（発言）で形作られます。

何を思考し、何を行動するかは自分次第。

いつも考えていていつも発言していること

いつも行動していることであなたの結果は変化して行きます。

だから、今よりももっと高い目標を目指すなら

普通の基準を上げろ

と教えます。

聴いてあげることで価値を感じ、

多くの頻度で発言することでそのクライアントは行動し成長して行くことができます。

クライアントの現状を注意深く傾聴し

８割聴き２割まとめてあげて的確に導いてあげましょう。

あなたの傾聴力と質問力が

クライアントの成長を左右します。