わざと悪役になること


パラオのペリリュー島へ行った時の話。

パラオは親日国で日本人に対して非常に尊敬の気持ちを持ってくださっています。

その一つに
当時の大佐の話。

日本は、パラオを統治してから
パラオの畑を一切荒らさなかったと言います。

パラオの人々は
日本の統治時代が1番良かったと言います。

当時日本の兵士とパラオ人は
とてもとても仲良くしていたと言います。

ですから、
日本兵が戦いに行く時に
「私たちも連れて行ってくれ」
とパラオの人々からお願いされたそうです。

と、

普通だったら
「では一緒に行こう」
となりそうなものですが

当時の大佐は
「土民どもと一緒に戦えるか!」

とパラオの人々の申し出に対して
反論したと言います。

なぜか。

仲良くしていたパラオ人が
「一緒に行こう」と言うと
ついて来てしまうからです。

いざ、戦いに出る船で
終始、現地のパラオ人を相手にせず
出港しました。

しかし、出港して
現地のパラオ人が乗り込んでないことを確認すると
その大佐は

敬礼。

その敬礼の姿を見て
パラオの人々は
「大佐は、私たちのことを守ってくれた」

と一瞬で理解したそうです。

後に歴史に残った出来事でした。

その日本人の魂。

私もコンサルティング活動をしていて

嫌われることを覚悟でクライアントさんに伝えることがあります。


本人が変わりたいと言う目標設定をした時に

そこに向かえるようにお声がけすることがあります。


少し、話が似ているなと感じました。

日本人には
そういうところがあるのですね。

その大佐。

本当に人間ができているなと
父と私で感動しました。

そして、パラオに行って1番印象に残った話です。
そういった人としての道徳。

人としての人への思いやり。

もっともっと伝えて行きたいと思いますし、みんながそれをできるようにしたい。

そして、してもらった方も
それがわかるようにしたい。

やはり、子どもの頃からの教育が大切だと感じています。

2、3年経って、
あの時の私の振る舞いは
そういうことだったのかって
気づいてもらえることがあれば嬉しいことだなと感じました。

あなたに出会えて良かったと心から仰っていただける生き方をする

石塚洋輔 YOSUKE ISHIZUKA

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