人と別れる時の経営者の辛さ

ある経営者さんから相談を受けました。

最近人が辞めてしまって

大変辛い思いをしている。

世界最高峰のセミナーでも会っていますが

この方は周りから見ても大成功されている方。

しかし、コンサルティングのシーンでは

涙を隠せませんでした。

どんなに大成功しているように見える経営者でも

人間なのですね！

そう、京セラを創業したりJALを再生した

日本のトップ経営者である世界の稲盛和夫氏も

飲み会の席で誰が会社の理念に共感しているのか

図っていたと言われています。

人間、近くにいてみると本音がわかるもの

普段の何気ない態度や言葉遣いで

その人の本質がわかります。

そこを見極めて

早めに対処してあげること。

どんな優秀な経営者でも

そのあたりは大変心苦しい出来事になりますが

悲しいかな

腐ったリンゴは箱の中のリンゴを全て腐らせてしまいます。

そして、日本語って丁寧な言い回しで言うから

誤解を招いてしまうんですよね。

例えば

「他にも代わりがいるよ」

という言葉

あなたはこの組織は適切ではないから別のところへ行ってください

にも聞こえますし

優秀なあなたには、もっと必要なことがあるからそちらの道にチャレンジしてね

にも聞こえますよね！

誰がどんなシーンで言うのかどうかによっても

意味って変わってしまうのですよね。

受け取る人のステージによります。

思いやりを持って伝えた言葉でも

憎まれてしまうのが経営者の常。

誤解をされてでも

その人を応援し

別の環境でチャレンジしていただくよう促すのも

経営者としての器なのではないでしょうか。

数年先に

「有り難うございました！」

「あの時に言っていた意味がわかりました！」

なんてお礼をいただくこともたくさんあります。

一時的な感情でケンカ別れのようになってしまったり

バチンと感情をぶつけられてしまったりと出来事が起きたりしますが

愛を持って全ての人に接して差し上げましょう。

きっとわかってくれる日が来ますよ！